東京都のご遺体のご安置所について
2020年10月12日
どなたかにご不幸があった際、どちらにご安置するかという選択を迫られます。
この際に、ご遺体をご安置する場所や施設のことをご安置所と言います。
故人の自宅、もしくは施主宅をご安置先とする場合、下記の事情が懸念されます。
●ご安置するスペースがない。
自宅という限られた空間では、安置スペースが確保できないという事情も十分に考えられます。
故人と寝室を共にするという事も、あまり考えられないでしょう。
●ご遺体のケアが心配。
特に夏場のご安置には、腐敗の進行を懸念しなければなりません。
もちろん葬儀社側で保冷材等の対応がございますが、心配される方も多くいらっしゃいます。
また、常時どなたかが故人と付き添い、自宅を留守にできません。
ご親族が多くおられれば、特段問題にはなりませんが、ご葬儀の日程まではそのままご安置せねばならず、ご遺族のご負担になります。また、ご火葬の日程が先に延びた場合には、さらに負担が増えることになります。
「故人が慣れ親しんだ自宅に帰してあげたい」
というご遺族のお気持ちは貴いものですが、上記の事情をまずは押さえておかねばなりません。
ご自宅にご安置ができない場合、他にご安置所を探さなければなりませんが、葬儀社によっては、ご安置所を持ち合わせていない葬儀社もあります。
そういった葬儀社は、ほかに借りられるご安置所を探しますが、東京都ではそのご安置所が多くありません。なおかつ、葬儀社の所有ではないので、ご対面の際にお手間がかかるなど、融通が利かない場合も多くあります。
このような事情から、葬儀社が自社でご安置所を持ち合わせていて、ご自宅でのお見守りが難しい場合には、葬儀社にお預かりを依頼する事が得策と言えます。
葬儀社は、常に人が待機する場所ですので、人の目のある場所でのご安置になりますし、ご遺体のケアについてもご心配は軽減されます。
ご安置所が葬儀式場と併設されている事は多く、ご心配なくお式の当日まで、そのままご安置が可能です。
ご遺体とのご対面に関しても、四六時中という訳には参りませんが、融通が利きます。
東京セレモニーは自社会館である『さくらホール立石』にご安置所が併設されています。
混乱の最中で的確な判断は難しい状況ですが、想定をしておく事が大切です。
もしもの際にはいつでもご相談ください。
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